千代田区青少年委員会

活動記録Report

平成28年度 第3回ひがた探検隊


約4か月ぶりに再集結した「ひがた探検隊」

第1回で「ひがた」第2回で「すだて漁」と、広大な海と触れ合った探検隊ですが、その海へとつながる川、そしてその川の水はいったい何処から流れてくるのか……? 今回は川の源となる【源泉】を求め、新たな探検をしてきました。


この日の朝の気温は約8℃と、秋よりも冬を感じさせるような寒さでしたが、大学生のリーダーさんたちは子供より早く集まって本日の行動予定などの再確認。その後、子供たちが揃ったら出発です。
前回のひがた探検から4か月ほど時間が空きましたが、さすが千代田の子供たち、直ぐに意気投合して、歌やゲームをして遊び始めました。
トイレ休憩に立ち寄った海ほたるでは、ちょっと時間が余ったので、展望台から景色を眺めたり、記念撮影を実施。ちょっと風が強くて肌寒かったですが、空気がとても澄んでいて富士山も見えて子供たちも大喜びでした。


ベース基地となる富来田公民館に到着しました。
引率してくださるのは、第1回、第2回でもお世話になった木更津金田の浜活性化協議会の大森さんに加え、草木に詳しいガイドさん。秋の自然を感じながら、片道約2kmのコースを歩きます。



さっそくハイキングにLet's GO !!

2グループに別れ、ガイドさんの説明を聞きながら源泉を目指します。

今年は事前に製作しておいた「里山で見つけてみよう!」という写真付きシートを見ながら、秋の七草や昆虫などを探してみました。進むにつれ道はだんだんと細くなり、好天とはいえ日陰の場所はぬかるんだ場所もあり、慎重に歩いていきます。

※近くにあるJR馬来田駅から「万葉碑の里コース」と称した散策路が設定されていて、全7基の万葉歌碑が置かれているのですが、その散策路は第1回のひがた探検で遊んだ小櫃川の支流である武田川河畔に作られており、今回歩いた「コスモス・菜の花ロード」は、その散策路の一部であり、道中には万葉集碑が3つ設置されています。



秋との触れ合い


好天に恵まれ、途中からは暑いくらいで、上着を脱ぐ姿も多々見かけられました。
子供たちは昆虫を捕まえたり、花の種を摘んだりと大忙しで、特に人気が高かったのが、手で軽く触れると弾け飛んで中の種を飛ばすという珍しい『釣船草(ツリフネソウ)』でした。みんな夢中で触ってみては「不思議な感触!!」とか「気持ち悪〜い」と大はしゃぎ。

また、この山が遥か昔は海の底であった証となる貝殻もたくさんあり、ガイドさんから「これは11万年前の貝殻なんですよ」と聞くと、驚いて目を丸くしていました。



「いっせんぼく」に到着〜!!


初めて見る「源泉」にみんなワクワク・ドキドキ!!
よ〜く目を凝らして水の湧き出ている場所を探します。穴の奥のほ〜うに『ポクポク、ポクポク……』と、水の湧き上がる膨らみを発見!! この湧き水が川を流れ、海につながっていると思うと、とても不思議なようでした。



探検の後は各班で本日のまとめ&発表

早起きをしてバス移動、そして往復4kmのハイキングをしたので、さすがに公民館へ戻る前から「あ〜、お腹空いた〜!!」という声がチラホラと聞こえてきました。


班ごとにお弁当を食べ、午後からは今日見て触れたものをまとめる「ふりかえり」の時間。わずか30分という短い時間でまとめて、みんなの前で発表!! まとめ方も班ごとに異なりチームの特色が表現されたかと思います。

最優秀賞の5班には、大森さんより「あさりをカラフルにペイントしたキーホルダー」が贈呈されました。



お疲れ様でした。次回のひがた探検は2月5日です

今回もトラブルも無く、全員が揃って元気に『だたいま〜!!』を言えました。